色無地の着物はそのままでもおしゃれなのですが、付ける紋の数によって普段着感覚で着られる着物から、正式な祝賀会やお茶会にまで着ていける格式が高い着物になれるという便利さがあります。また着物のベースが無地で柄がない状態なので、そこに合わせる帯の絵柄や色味、結び方などが大きく反映されて見えることから、ひとつの着物でも工夫によって様々なバリエーションの着こなしを楽しめることになります。例えば同じベージュの色無地であっても、赤色の帯で合わせた場合と青色の帯で合わせた場合では全体の雰囲気が違うということです。付ける帯の色や絵柄、その他の付帯する物によって、人目をひく雰囲気の出で立ち、落ち着いた雰囲気の出で立ち、現代的な雰囲気の出で立ちといった具合に様々な演出をすることができる点で優れている着物です。

持っている帯と色無地を合わせた雰囲気をイメージしてみましょう

おしゃれな色無地の分かりやすい見つけ方としては、帯もセットで買わない場合なら、自分の持っている帯から考えて合わせてみるのも良いでしょう。どういったシチュエーションでどのくらいの格式の場にふさわしい色無地が必要なのかをまずは最初に考えて、そこから自分の持っている帯を合わせた場合には選ぶ着物の色によってどんな雰囲気になるのかを考えていきます。シックな雰囲気なのか、少し派手目な雰囲気なのか、オーソドックスな雰囲気なのかといった具合に選んだ色無地によって、持っている帯との相性も変わっていくでしょう。一番納得がいく物がそうやって見つかれば着物の購入だけで済むのでお得な探し方です。またネットの着物サイトなどをいくつか見て、おしゃれだと思う色の合わせのコーディネートを真似してみるのも、効率がよいおしゃれな着こなしの見つけ方になります。

色無地を着たらお手入れもきちんとしましょう

個人でする簡単な着物のお手入れとしては、脱いだらまず着物をハンガーにかけて着物用のブラシで埃を落とし、風通しがある日陰に干します。襟や袖、裾などを重点的に、全体もシワや汚れなどのチェックをしておきます。汗をたくさんかいた場所があるなら霧吹きで水を吹き、布で軽く抑えて吸い取ります。お茶、コーヒー、化粧品、血液、泥、などは応急処置として汚れを取りますが、シミの種類によって方法は違いますので注意が必要です。シワも大きくシワが残っている部分にだけ、当て布をして軽くアイロンで伸ばしておきます。けれども個人でするには難しい シミや汚れなどは、専門のクリーニングでお手入れを頼む方が安心です。業者だと丸洗い、シミ抜き、カビ取りを始め、染め替えや仕立て直しといった手法で、新たに生まれ変わらせることもできます。このように着た後はお手入れをきちんとすることで、大切な色無地を長持ちさせることができます。